先日休日に神社の前を通りかかったら、着物を着た子供の親子を見かけました。
その神社の入り口に「七五三詣り」の看板が立っていました。
そこで今日は11月の行事「七五三」から、仕事に役立つ“節目の設計”をご紹介したいと思います。
七五三は、子どもの成長を祝う行事として一般に11月15日前後に行われます。由来や地域の習わしにはいくつかの異なる説明がありますが、共通しているのは「節目を意識して、日々の連続に区切りをつける」という姿勢です。これは私たちの働き方にも応用できます。
忙しい毎日の中で、成果や学びをきちんと回収するには、意図的に“節目”をつくることが有効です。具体的には、効果の程度は人によって異なりますが、三つの節目をご紹介しますので良ければ試してみてください。
1つ目は「日次の節目」です。終業前の5分間で今日のToDoを“続ける・やめる・明日始める”に仕分けます。増やすより、やめることを1つ決めるほうが、集中力は戻りやすいです。
2つ目が「週次の節目」です。週1回、チームで5分だけ“称賛の見える化”を行い、誰かの貢献を具体的に言葉にします。継続のエネルギー源になります。
3つ目は「月次の節目」です。月末30分で、今月の学びを3点、来月の仮説を1点だけ言語化します。細かい数値が揃っていなくても、仮説レベルで十分です。
健康面でも、小さな節目を入れましょう。
午前と午後に1分の姿勢リセット、会議前の呼吸3回、昼休みの5〜10分散歩。どれも特別な道具は不要で、すぐ始められます。
体と注意を“いまここ”に戻す簡単なリセットは、思考のキレを保つ助けになります。
七五三は、成長を祝い、次の段階へ進むための区切りです。
私たちも、仕事と習慣に小さな節目を設計し、前に進むための合図を自分たちで鳴らしていきましょう。
今回ご紹介した終業前5分の仕分け、週1回の称賛、月末30分の言語化。そして、姿勢・呼吸・散歩というミニリセットは比較的に取り掛かりやすいものです。11月の七五三の時期にあわせて区切りと再スタートの月にしてみてはいかがでしょうか。

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