複数名の講師で研修する際の注意点①

コミュニケーション雑記

みなさんも今の仕事を長く続けていくと後から入ってきた、
新入社員や新人スタッフに仕事を教える機会が訪れます。
自分が今まで教えてもらって覚えてきた業務を今度は誰かに教えるときが来るわけです。

少なくとも講師やトレーナーを任命された場合は、
あなたが評価をされている証拠ですから頑張ってやってみましょう。

では、人に教える際に注意するべきことはなんでしょうか。
今回は一度に多くの新人の研修をする場合は複数名で教えるケースがありますので、
自分を含めて複数名で研修していくときの注意点をお話していきます。

■研修する内容の精査

研修を行う上で事前準備は重要ですが、研修するときにまず何をするべきでしょうか。
まずは下記の三点の作りましょう。

  1. 研修で使用するマニュアル
  2. 研修スケジュール
  3. 進捗状況のすり合わせができるツール

では、それぞれをどのように作っていけば良いでしょうか。
順番にご紹介をしていきます。

●研修マニュアルの作成

教えることにバラつきが生まれないように研修で使用するマニュアルは
内容が正しいことは当然ですが、教える側が同じマニュアルを使用しましょう。
教える側が個々で独自の資料を使用していると
研修内容にバラツキが生まれてくるので注意が必要となります。
教える側の認識をあわせてマニュアルを作成しましょう。

●研修スケジュールの作成

無計画に研修を進めることは無いと思いますが、実際に業務デビューするまでの期間を
逆算してスケジュールを立てていく必要があります。
研修する内容によっては、業務にしようする専用の端末や実習室、会議室といった
研修を行う場所を確保しておく必要があります。

人や資料が揃っていても場所がなくては研修ができません。
研修スケジュールの作成や調整する際に
あわせて研修設備の準備も対応してしまうことをおすすめします。

●進捗状況のすり合わせるツール

数名で教える場合は、現在の進捗状況をこまめに共有していきましょう。
決まった時間に打合せの時間を設定するのも良いですが、
できれば進捗状況の共有するツールを用意したほうが望ましいです。

研修以外のタスクを任されていたり、シフトで動いている場合は全員が集合するのが
難しいケースもあると思います。そんな時にはノートに記述す方法でもよいですし、
エクセルファイルなどで共有するのも良いでしょう。

引継ぎ事項や注意事項を確認することで研修がスムーズに進んでいきますし、
教える側が同じ方向を向いて研修をすることができます。

■まとめ

教える人によって内容にバラつきがあると、教えてもらう側に混乱が生じます。
この状況になると理解度が深まらないばかりか、
困ったときに誰に確認していいかわからなくなります。

教える側は業務内容を正しく理解しているのはもちろんのことですが、
認識や使用する資料も同じものを使用する必要があります。
これを実行するには教え方のマニュアルやカリキュラムを作る必要があります。

もし、教え方がバラバラの場合はどのような状況に陥るでしょうか。
一番最たる例は、「Aさんには〇と教えられたが、Bさんからは△と教えられた。」と
なります。何が正しいことなのかわからくなったり、
誰に聞いていいのかわからなくなります。
そうなると、もちろんミスが起こりやすくなります。

また、教えてもらった通りやったのにミスが起これば、
怒られてモチベーションが下がって離職につながります。まさに負のスパイラルです。
せっかく仲間になる人たちなのでしっかり育てましょう。

きちんと人を育成することで、あなたのスキルや評価も上がっていきます。
頑張って育成していきましょう。
それではまた!!

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