皆さんは座禅をしたことはありますか。
私は大学生の時に講義で1年間座禅を経験しました。
今回はその経験に基づいて記載をしていきたいと思います。
この記事を読むことで座禅に少しでも興味を持ってもらえると幸いです。
■座禅スケジュール
私が大学生の時に体験した座禅の講義は下記のスケジュールでした。
- 35分の座禅
- 10分の歩行禅(経行)
- 35分の座禅
座禅の前後に出席確認などがあって合計90分でした。
歩行禅は宗派によって違いがありますが、私の時は一呼吸で半歩進む歩行禅でした。
足がしびれている状態で行うのでうまく歩けなかった記憶があります。
上記の時間で実際に座禅をするのは時間的に難しいと思います。
休日など時間に余裕があるときは、実践できると思いますが、
空いた時間や寝る前に行う場合は、無理のない範囲で時間を調整しましょう。
時間が短くても実践することで効果は得られます。
■座禅のメリット
座禅がイメージ通りだとした場合、何のためにやるのかという疑問が浮かんできます。
もちろんメリットがあるからやるべきであるということになります。
座禅を行うメリットは下記の3つです。
- 呼吸が整ってリラックス効果がある。
- 睡眠の質が上がる。
- 自分のメンタルコントロールができる。
実際に私が行っていた座禅の方法を記載しますので、
寝付けない時や心がモヤモヤしている時に実践してみてください。
前述したスケジュールでは寝る前に行うには時間がかかりすぎますから、
5分~20分程度でも効果を感じることができます。
私も実際に寝る前は15分程度行っています。
■座禅のすわり方
本格的な座禅は坐蒲(ざふ)を使用します。
坐蒲(ざふ)とはお尻の下に敷く座布団のようなものです。
持っている方は稀だと思いますので、
通常の座布団やクッションの代用もおすすめです。
ただし、お尻の下のみに引きますので座布団やクッションであれば
二つ折りにして座りましょう。
実際の厚みをフォローすることができます。
■座禅の姿勢
実際に座禅をするときのフォームをご紹介します。
・背筋を伸ばして胡坐をかきます。
・左右の手を重ねて親指同士をくっつけます。
・イメージ的には手で円を作る感じです。
次に腹式呼吸でゆっくり呼吸をして行きます。
・3秒吸って、6秒以上をかけて息を吐きます。
(呼吸が苦しいときは短くしてもOKです。)
目線は斜め下をみて自然に深呼吸をして下を向きます。
体形にもよるかもしれませんが、顎が鎖骨部分に触れるのは下に向きすぎです。
下に向いた状態で深呼吸が出来ればその状態が正解です。
■座禅の時の心の在り方
座禅のフォームができたら、
呼吸を意識しながら自分と向き合っていきます。
向き合っていく方法として2通りあります。
- 自問自答する。
- 無を意識する。
私の大学の講師の先生の宗派の影響かもしれませんが、
今回は無を意識する方法を書いていきます。
無というのは何も考えないことです。
注意点として、座禅中は寝てはいけません。
実際に座禅をするとわかるのですが、無になるのは非常に難しいです。
無になるということは何も考えないということです。
自分は無になると考えるとそれは無ではありません。
なぜなら無は何も考えないことです。
実際に何も考えないとぼぉーとしていると高確率で寝ます。
自分だけで座禅をしているときは何もありませんが、
実際の座禅では和尚様に警策(きょうさく)で活を入れられます。
よくCMや映画やドラマに出てくる映像と同じです。
機会があれば実際に本格的な座禅を体験することをおすすめします。
■まとめ
一年間の講義を通して自分なりにつかんだことですが、
私は座禅をしたことで、「自分がそこにいることを感じることができました。
ちょっと宗教チックな匂いがしますが私の実体験です。
世界的に成功をしている起業家の方も禅の思想に目を向ける方はいるようです。
もしかすると起業家として成功して経済的に自由になった方、
誰かに指摘をもらうこともできなくなるので、座禅で自分を見ているのかもしれないですね。
みなさんも何かに悩んだ時やストレスが溜まったとき、うまく眠れないときに
一度自分を見直してみるために座禅をしてみてはいかがでしょうか。
それではまた!!
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