座禅を1年間続けて分かったこと―大学の講義での体験と、今も続けている理由

ブラッシュアップ雑記

どーも。蔵治(Kuraji)です。

私は大学生のとき、講義で1年間、座禅を体験しました。正直に言えば、当時は一番つらい講義でした。遊びたい盛りの学生が、何もせずじっと座り、しかも寝てはいけない。メリットも分からないまま姿勢を正し続けるのは、ストレスでしかありませんでした。

ところが社会人になってから、寝る前に少しだけ座る習慣が戻ってきました。この記事は、その体験記です。やり方と、私自身が感じていることをまとめます。

先にお断りしておきます。この記事は私個人の体験を書いたもので、健康上の効果を保証するものでも、医学的な助言でもありません。眠れない日が続く、強い不安が抜けないといった状態が続く場合は、座禅で解決しようとせず、医療機関にご相談ください。

大学の講義で体験した1年間

私が受けた講義のスケジュールは、こうでした。

  • 35分の座禅
  • 10分の歩行禅(経行)
  • 35分の座禅

前後の出席確認を含めて、合計90分です。歩行禅は宗派によって違いがありますが、私のときは一呼吸で半歩進む形でした。足がしびれた状態で行うので、うまく歩けなかった記憶があります。

この時間をそのまま日常で再現するのは難しいと思います。私自身、今は寝る前に15分ほどです。

座禅のイメージと、実際のフォーム

座禅と聞くと、「胡坐(あぐら)をかいて、背筋を伸ばして、目を瞑(つぶ)るやつ」という映像が浮かぶ方が多いのではないでしょうか。姿勢までは正解ですが、実は目は瞑りません。

目は、閉じても見開いてもおらず、うっすら開けた半目の状態です。奈良や鎌倉の大仏の画像を思い浮かべてみてください。座っている大仏の目は、ちゃんと開いています。

座る道具

本格的な座禅では、坐蒲(ざふ)という、お尻の下に敷く座布団のようなものを使います。お持ちの方は少ないと思いますので、普通の座布団やクッションを二つ折りにして、お尻の下だけに敷けば代用できます。厚みが出て、姿勢が保ちやすくなります。

私がやっている座禅の手順

座禅のフォームにはいろいろありますが、私が行っている形をご紹介します。

  1. テレビや音楽を止めて、静かな環境をつくる
  2. 胡坐(あぐら)をかき、背筋を伸ばす
  3. 左右の手を重ね、親指同士をくっつける(手で円をつくる感じ)
  4. 腹式呼吸で、3秒吸って、6秒以上かけて吐く(苦しければ短くして構いません)
  5. 目は瞑らず、半目で斜め下を見る

目線は斜め下ですが、顎が鎖骨に触れるようなら下を向きすぎです。下を向いた状態で自然に深呼吸ができていれば、その姿勢で合っています。

時間の目安

場面時間
お寺で行う本格的な座禅線香一本分(40〜45分)が多いようです
私が受けた大学の講義35分×2セット+歩行禅10分
私が今やっている習慣寝る前に15分ほど
はじめて試す場合10〜15分から。無理をせず、徐々に

座っている間、何を考えるのか

フォームができたら、呼吸を意識しながら自分と向き合っていきます。向き合い方には、自問自答する方法と、無を意識する方法があります。ここでは、私が習った「無を意識する」ほうを書きます。

無とは、何も考えないことです。ところが、これがとにかく難しい。「自分は今、無になっている」と考えた時点で、それはもう無ではありません。かといって本当にぼんやりしていると、高確率で寝ます。

座禅中に寝てはいけません。講義では、和尚様が警策(きょうさく)で活を入れてくださいました。CMやドラマで見るあの光景です。

私が感じていること

ここからは、私個人が感じていることです。効果には個人差がありますし、医学的に検証したものでもありません。

  • 呼吸が浅くなっていたことに、座ってはじめて気づくことがある
  • 15分座ると、頭の中の慌ただしさが少し落ち着く感覚がある
  • 1年間の講義を通して感じたのは、「自分がそこにいる」という感覚でした

最後の一つは、少し宗教的に聞こえるかもしれませんが、私の実感としてはこの言い方が一番近いです。

繰り返しになりますが、これは私の体感であって、誰にでも同じことが起きるという話ではありません。睡眠や気分の不調が続く場合は、必ず専門家にご相談ください。

管理職のセルフケアとして続けている理由

コールセンターの現場では、理不尽な言葉を浴びた直後に、そのまま次の対応に入らなければならない場面があります。私はスタッフに対して、次の業務に入る前に一呼吸置く時間をつくるようにしていました(カスタマーハラスメント対応〈スタッフを守る編〉)。

それは自分にも当てはまります。管理職として一日を終えたあと、頭の中に持ち帰ったものを一度置くための時間が必要でした。私にとっては、その手段のひとつが座禅です。

同じ目的で、1日の終わりに書き出して振り返る方法もお伝えしています(仕事の振り返り〈1日10分の習慣編〉)。書くほうが合う方もいれば、座るほうが合う方もいると思います。

まとめ

座禅は、道具がなくても、座布団ひとつあれば始められます。

  • 目は瞑らず、半目で斜め下を見る
  • 3秒吸って、6秒以上かけて吐く
  • まずは10〜15分から。無理に長くしない
  • 無になろうとすると無にならない。それも含めて座る時間

当時の私にとっては一番つらい講義でしたが、今になって役に立っています。何かに悩んだときや、気持ちが落ち着かないときに、15分だけ座ってみる。そんな時間の使い方もある、という話でした。

それではまた!!

この記事を書いた人
蔵治 英幸

コールセンター業界で管理職として10年以上。100〜500名規模の複数現場で、スタッフ育成・1on1・面談・クレーム/カスタマーハラスメント対応・新規業務の立ち上げ・管理者マネジメントを経験してきました。記事は自身の現場経験をもとに、成功談だけでなく失敗談も含めて書いています。

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